親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

ライトノベル新人賞に応募するようになってから3年間(と少し)を振り返る

最初に断っておくと、受賞したことをきっかけに振り返っている訳ではないことは注意願いたい。

 

少し前に第17回小学館ライトノベル大賞一次通過作品が発表された

他の新人賞で落ちた作品と新しく書いた作品の計2作を送ったのだが、残念ながらどちらも落ちていた。小学館ライトノベル大賞には3年連続応募していて、すべて一次落ちだ。

つまりライトノベル新人賞に応募するようになって3年経過したということになる。

今までの経歴は以下の通り。太字になっているのは他新人賞で落選したものを使いまわしせず、新たに書き下ろしたものを応募している。つまり3年ちょいで5作書いたことになる。

この惨憺たる結果を見れば分かるが、やはり壁は厚かった!!まあ分かっちゃいたけどw

もちろんここで筆を折るつもりは毛頭なくて、第17回小学館ライトノベル大賞落選作品は手直しして他の新人賞に送ろうと思っているし、今も新作のプロットを練っている最中だ。

この惨状を見た人はきっとこう思うことだろう。

「才能ないよ」

無論自分でも痛いほど分かっている。俺は平坂読先生にも渡航先生にもなれない。箸にも棒にもかからない小説を書いているということはその時間自分は死んでいたと同義だし、書いた小説はクラウドに保存しているのでデータの無駄遣い、つまりゴミを保存するのに貴重な電力を使わせてしまっていることにほかならない。

しかしここまで手応えがないのに応募するのをやめようと思わないのは、きっと何度も何度も何度も何度も女の子に袖にされまくった経験が生きているのだろう。まあ、コンコルド効果もあるかもしれないけど。

とは言え無力感と虚無感が少しずつ大きくなっていっているのは抗えない事実で、ほとんど創作に関わることをせずに1日が終わってしまうことも週に1~2日はある。そしてそんな日は自己嫌悪に苛まれてしまう。辛い。

創作って基本的にタイパが悪い。進捗がまったくない何時間も虚空に消えることもザラで、打つ手がないわけではないが、結局は出口の見えないトンネルを手探りで延々と歩き続けるしかない。

それに創作だけに時間を使っていられる状況ではないというのもある。転職をして給料は上がったが、その分会社から求められるものも増えた。業務中に得られる知識・技術だけでは足りないと上司からも暗に示されているし、常日頃危機感を抱いている。ここ最近は見て見ぬふりをしていたが、創作疲れの気晴らし(現実逃避)に積読状態になっていた技術書を読んだら押し込んでいた危機感が一気に吹き出してきた。

こういっちゃあれだが、創作に時間を使うより勉強したほうが実入りは間違いなくいい。給与テーブルを見ていると夢があるし、仮に他の会社に転職することになっても役に立つ。それに「年の割に俺何も知らないし何もできないじゃん!」という危機感と劣等感がある。理屈で考えたら何をやるべきかは言うまでもない。

しかしそれでもやめられない。創作をするようになって以前よりアニメや映画の見方が変わったし、うまい話が作れない自分に苛つきつつもいい展開を思いついたときの快感は他では得られない。

長々と話してこの結論にたどり着くのはなんだが、両方時間をやりくりしてうまくやるしか無いのだろう。ダラダラと YoutubeTwitter を見ている時間を捻出すればまだ時間は作れるはずだ!まあ、それが一番むずかしいのだが。やはり自分がダラけていたら叱ってくれて、頑張ったら膝枕をしてくれる黒髪ロングストレート黒タイツ美少女の登場が待ち望まれる。