親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

1/8くらいジョーカーになりそうになった(多分)

最近映画が熱い。映画なんて半年に一回行けばいいくらいだったのに最近は月に2本は最低でも見ている。

昨日は『ジョーカー』『空の青さを知る人よ』をはしごして見た。正直、1日で一気にこの2作品を見てしまった事を後悔している。どちらの作品も精神ダメージを与えてくる映画だったからだ。

『ジョーカー』は社会から見捨てられた中年男性が壊れてモンスターになっていく物語だ。ホアキン・フェニックスの鬼気迫る演技に彼が演じるアーサーに思わず自分を重ねてしまった。将来への不安を抱える自分。他人から認められない自分。異性からの愛を得られない自分。『ジョーカー』を見ている間心がどんどん黒ずんでいくのがよく分かった。見ている間何度も「見に来るんじゃなかった」と思わずにはいられなかった。そんな風に『ジョーカー』という映画とある意味同化しながら見ていたこともあり、終盤のアーサーのやりたい放題には爽快さを感じずにはいられなかった。恐ろしい映画だった。人にはあまり勧めたくない。一度見たらとても印象に残る映画だとは思うのだが。

 

『ジョーカー』を見終えた後は『空の青さを知る人よ』を見た。映画館のスケジュール的には『空の青さを知る人よ』→『ジョーカー』もできたのだが口直しになるかな。と思い『空の青さを知る人よ』を後にすることにした。だが、結果的には口直しにはならなかった。格ゲーで例えるならば『ジョーカー』で空中に浮かされて、『空の青さを知る人よを知る人よ』で華麗に空中コンボを決められたて地面に叩きつけられた感じだ。『空の青さを知る人よ』も『ジョーカー』とはまた違った精神的ダメージを与えてくる作品だったからだ。

あかねや慎之介達と私は同い年だ。おかげでこれまた彼女達と自分を重ねてしまい頭の中で良くないことを考えてしまった。おかげで精神的に辛くなってしまった。

私も高校を出てすぐではないが、慎之介と同じようにやりたいことがあって田舎から出てきた。結果何も残らず、何も得られず、悲惨なほど低い自己肯定感と年齢の割に対したスキルもない男が残っただけだった。今でもたまに辛くなったり後悔の念に苛まれたりする。いい作品だったのだが、精神的ダメージを感じずにはいられなかった。

 

次に1日に映画をはしごして見る日がいつなのかは分からないが、精神的にくる作品を連続で見るのはやめようと思います。