最近巷で話題になってるようなのでKindleで何巻か買ってみました。ページをめくる手が止まりません。読めば読むほど辛くなってきて読んだことを後悔してしまうほどなのにページをめくる手が止まらないのです。
この漫画はあの世にある『死役所(死んだ人があの世で色々な手続きする市役所や区役所のようなもの)』に死者が訪れ、死ぬ前の記憶や死んだ後に死役所の職員とやり取りが描かれる作品です。
その『死役所』に訪れる死者の死んだ理由も当然ですが様々で、救いのない話ばかりです。読めば読むほど気分が落ち込みます。精神的に弱っている人は読まないほうがいいかもしれません。しかし、ページをめくる手が止まらないのです。次の展開、次に訪れる死者はどのような経緯で亡くなったのか気になって読むのをやめられません。本当に夢中になって読んでしまう作品です。
この作品で面白いと思ったのは『死役所』の職員は皆現世で大罪を犯して死刑になった人ばかりというところです。そしてその職員たちが現世でどんな罪を犯したのかが物語が進むに従って明らかになってきます。うまい設定だなぁと思いました。
そしてもう一つは『死役所』には時間の概念が無いということ。あの世なので当然といえば当然なのですがこれがうまい具合に物語に生かされていて・・・。
精神的に弱ってない人には本当にオススメします。弱ってる人にはオススメしませんが、弱ってるけど気になる人は自己責任で。
少し上の方で精神的に弱っている人は読まないほうがいい。と書きましたが実は私も結構今弱ってます。仕事は決まらないですし貯金はどんどんなくなっていきますし。読んでる内にどんどんさらに弱っていって本当に辛くなってきました。しかし、前にも書いた気がしますが人間ある程度まで思いっきり落ち込むとそこから徐々に回復していくものです。この記事を書いてる今は結構マシなところまで回復してきました。
少しこじつけな感じはしますが例えば気温。冬が終わるとどんどん気温が高くなります。そして夏に一番気温が高くなります。夏が終わるとどんどんと気温が下がっていきます。そして冬が季節を通して一番寒いです。
そして為替。長い目で見ると上がっては下がる。下がっては上がるを繰り返しています。
この世界は何事も同じ仕組みで動いてるのでは。というよくわからないことをふと思ったのでした。