親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

Non-special day

人間誰しも子供の頃は自分の事を特別な存在だと思うものだ。

しかし年を取っても自分の事を特別だと思い続けることができる人間はごく僅かだ。人生のどこかで自分より遥かに才能を持つ人間に完膚無きまで叩きのめされたりして現実を知る。

と言っても完全に自分は取るに足らない平凡な存在なんだ。と割り切れる訳ではない。平凡な日常を送りながらも、心のどこかで少しは自分の事を特別だと思いながら、もしかしたら大逆転の日がやってくるのではないかと期待をしながら日々を過ごしていく。

今の平凡な生活を捨てて文字通り死ぬ気でやればひょっとしたら大逆転の日がやってきて、平凡な毎日からお別れできるかもしれない。

しかし平凡で退屈だけど、なんとか食っていける生活を捨てるのは惜しい。なんとかしたいと思いながら後回しにしていると寿命を使い切り、時間切れになる。

自分自身も今、なんとかしなければ......と思いながらも平凡未満だがなんとか生活していける毎日を捨てきれず少しずつ死へ向かって歩いていっている。

仕事は割とやりたいことをやれているし、充実感もある。もし今の会社が潰れても手に職が付いているのでどうにでもなるだろう。

しかし、あくまで『仕事としてやりたいことをやれている』だけだ。他にやりたいことはいっぱいある。ガーリーでヤキモチ焼きでかわいい恋人は欲しいし、もっと映画を見たり小説を書いたりしたい。

しかし当然だが恋人は空気中から発生したりしないし、時間は湧いてくるものではない。仕事をしつつ時間を作って毎日残った時間で少しずつできるようになるために今やれることをやっていくしかない。それが現実だ。

それでもやはりどこかで「俺はこんなこと(1日の1/3以上を労働に費やす毎日)をしてる場合なのか」と思っている自分もいる。

まあ、こんな事をしていくしかない。現実問題無職になって日に日に減っていく貯金を目の当たりにして平静を保てる人間なんて殆ど存在しないだろう。働いて給料をもらってある程度金銭的に余裕があれば精神的にもある程度は平静を保てる。もし何かでずば抜けたスキルを持っていてたまに働くくらいで大金が入ってくるならばいざ知らず、今の状態でできることをやっていくのがいいのだろう。

とりあえず今は明日にでも空気中から美少女が湧いてくる事を期待しつつ、明日も頑張ろう。