親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

新しい服でいい気分になった話

最近メンズファッションはビッグシルエットが流行っている。
服屋に行くとやはり大きめの服が売っているし、働いている店員さんもビッグシルエットだ。
上手く着こなしている人を見かけるとおしゃれだな〜。と思うし、ビッグシルエットは欧米の人に比べて体型がきれいとは言えない日本人の体型を隠してくれる。だから年を取って体型が崩れ始めた人も、もともと太ってる人もこのビッグウェーブに乗ったほうがいい。
自分もジャストサイズの服ばかり着ていないで、ビッグシルエットに手を出そうと思ってはいるのだが、中々手が出せないでいた。
理由は、当時とは細かいところが違うとはいえビッグシルエットに90年代さを感じてしまうことだ。
もちろんブームは繰り返すと頭ではわかっているし、当時とは着る服も色使いも違うと分かっているが、どうしてもビッグシルエット=古いものと頭が認識してしまい、着る気が起きなかった。
それに自分はなんだかんだで体を鍛えているので、せっかくの体型が隠れてしまうのが気に食わない。
そしてなにより、昔の自分を思い出してしまうからだ。といっても昔の自分はビッグシルエットではなく、ただサイズがあってなかっただけなのだが。
それでも、こじつけ感があるのだがどうしてもなかったことにしたい昔のダサい自分を思い出してしまうのだ。そのダサかった頃にDQNに絡まれて「アッアッアッ」としか言えなかった頃の自分を思い出すと今でも死にたくなる。
あと着慣れたジャストサイズから動くのが怖い。
しかし最近流石にこのままじゃまずいと思って何枚かオーバーサイズの服を買ってみた。
来た直後は違和感しかなかったのだが、それを着て歩いているうちに意外と悪くないことに気づいた。ビッグシルエットだと、体が大きく見える。体の大きさはオス的な強さの要素の一つだ。自然と気持ちも、態度も、歩き方も変わっていた。なんだか楽しい。これは良い。
やはり、食わず嫌いは良くない。ささいなことだが、コンフォートゾーンから抜け出せたことで爽快感がある。でもやっぱり下半身は細い服を着たほうがかっこいい気がする。