親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

昼休みに道を歩いていたら自転車に乗った女子高生とすれちがった

昼休みに会社の周りを散歩していたら反対側から自転車に乗った女子高生がやってきた。風で翻るスカートを片手で押さえながらこちらに向かってくる。

真夏。女子高生。自転車。この3つが組み合わさると最高に『青春』という感じがしてくる。そして女子高生が嫌いな成人男性はあまりいない。自然と笑顔になってくる。

だがここで冷静になる。女子高生の立場になって考えてみる。自分を見てニヤニヤしているおっさんがいる。完全に不審者だ!!

この不審者スマイルを一刻も早く押さえなければ。最近あった辛いことを思い出して必死で笑顔を押さえることに務める。辛いときに笑おうと思っても笑えないのに、笑ってはいけない時程なぜ笑顔になってしまうのだろうか。無理やり笑顔を押さえようと思った結果、表情が引きつってしまいもっと不審者度が増してしまった。すれ違いざまに一瞬こちらを見た女子高生の表情は完全に怪しい人を見る目だった。

おっさんは辛い。

そのまま散歩をしていたら本屋を見つけた。普段全く通らない道なのでこんなところに本屋があったなんて!と少しテンションが上がった。せっかくなので少しだけ本屋に入ってみることにした。冷房の効いた店内がとてもきもちいい。

店内にはよれよれの服を着たおっさんの先輩がいた。本を立ち読みしている。服はよれよれ、髪の毛はぼさぼさ、肌も汚い。これで若者ならばまだ「だらしない奴だな」で済むのだが、おっさんだと「いい年なんだからもっとちゃんとしろよ」と思わずにはいられない。おっさんになると周りの目も厳しくなってしまう。おっさんは辛い。