親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

つまらなくなりましたね

この前「を水さん最近ブログ記事つまんなくなりましたね!」と言われてしまった。彼いわく、まだ自分が病んでいた頃の尖った記事が好きだったらしい(この記事はよかったと言ってたけど)。

まあ自分でも良く言えばおとなしくなった、悪く言えば無難すぎる記事ばかりになってしまったと思っている。昔の記事の方が読んでいて感情に訴えかけるものが書けていたような気もする。だがそれはやはりネガティブな記事ばかりだからだ。

ネガティブな感情というものは強力だ。大きく心が動かされる。ネガティブな記事に込められているネガティブな力をそのまま受け止めれば、落ち込んだり嫌な気分になったりする。文字通り、感動するのだ。バッドエンドの作品がずっと頭に残り続けるのもそいういうことだろう。

メンタルが病んでいる人は頭の中でネガティブな感情が強い勢いで飛び回っている。それをそのまま文章にぶつけると、その人のネガティブな感情が閉じ込められた負のオーラが放たれた記事が簡単に完成してしまう。そして読んだ人はそのネガティブな感情に共感し「分かる」と思ったり、「面白い」と思うのだ。

しかし残念ながら今の自分はそんな感情が殆どない。昔の自分の頭の中は常に大嵐が吹き荒れていたが、今は平穏状態だ。そんな状態だから力がまずないし、そんな精神状態ではポジティブな記事ばかりになってしまう。

勿論ポジティブな感情でも心が動くには動くが、ネガティブな感情と比べて刺激が弱い。それにネガティブになるのはただ坂道を転がり落ちるようなものだが、ポジティブになるのは坂道を巨大な球を転がしながら登っていくようなものだ。結構努力が必要なのだ。ポジティブな記事を読んですぐにポジティブになるのは割と難しい。逆は簡単だけど。

ただ、Twitterで面白いツイートをしている人はたいてい病んでいる印象がある。一応自分も創作をしている身なので多少病んでる方がいいのかもしれないが、やっぱり病んでるのは辛いので今のまま面白い話を作れるといいのだが。