親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

ウソ、大げさ、まぎらわしい

人を好きになる。そうするとその人の全てが魅力的に見える。その人のことしか考えられなくなり、その人のことが気になって他のことが何も手がつかなくなる。些細なことで「嫌われてしまったんじゃ?」と不安になり、そしてそれが杞憂だと分かると安心する。それを繰り返す。そんな状態異常になってしまうと相手からは心底気持ち悪がられ、玉砕する。心には深い傷跡が残る。もうあんな思いなんて二度としたくない。

世の中には「あなたしか見えない。あなたのことばかり考えてしまう」というストーリーのラブソングが溢れている。女性目線、男性目線どちらもだ。そしてそれを聴いた一般の人々は「すてき」と思う。現実はそんなことないというのに。

なんで一般の人々はそんな嘘っぱちなラブソングをいいと思うのだろうか。おそらくはオタクが現実には「こんな女の子現実には存在しない」と分かっていながら二次元の女の子を愛でるのと同じようなものなのだろう。こんなラブソングみたいな恋愛は存在しないけど、だからこそいい。きっとそういうことなのだろう。

そういうことなのだろうと頭で分かっていても最近その手のラブソングを聴いていると苦しくなってくる。気持ち悪くなってくる。昔は結構好きだった髭●もいつの間にか苦手になってきたし、特に●rs. G●EE● AP●LE●ackn●mb●rやSEK●I N● ●WA●Iでの3つは数秒聴くだけでもう拷問レベルで苦しくなってくる。

その3つのバンドの中のとある曲に「僕たちは恋して恋をする。僕たちは人間です」というような感じの曲がある。あの曲を聴いてると「お前は人間じゃねえ!」と言われてる気がしてくる。ここまで来ると病気だ。

そして何より辛いのがこの手の曲を職場で半強制的に聴かされる羽目になってることだ。聽きたくない。だが「自分はこの手の曲を聴くと苦しくなってくるので聽きたくありません!」なんて言えない。理解されないだろうし、そんなこと言った日には変な奴扱いされてしまうことだろう。