完璧主義はゴミだ。
わかっていたはずなのに、去年の自分はいつの間にか完璧主義に意識を乗っ取られてしまっていた。
そして一気に多くのことをこなすことを求め、自分の実力では到底ムリな結果を求め、自己嫌悪に苛まれていた。
恋人も友人もいなくてよかった。きっと当たり散らしてしまい、自分の前から去っていってしまっていただろうから。
完璧主義に陥らないよう、今年から生き方を変えることにした。
具体的に言うと日常生活にソフトウェア開発の現場で使われている『スクラム開発』を取り入れることにした。スクラム開発ならぬ、スクラム人生だ。
ちなみに『俺の人生』というプロダクトのメンバーは一人なので、自分自身がプロダクトオーナーであり、スクラムマスターであり、開発者である。
人生においてやりたいこと、改善したいことをまずリストアップする。
現状、課題、どうなれば完了なのか、どうなれば人生に取り入れるかを書いていく。
書き終えたら具体的にやることを具体的なタスクにする。
そして今週はこれだけやればいいと決め、着手し、随時修正を加えて進めていく。
これは楽しい。
やることは明確に文章にすると頭の中で決めただけよりも行動しやすし、大量のことを一気にやろうとすることを防げる。
そして小さく分割したタスクを一つ完了にしていくたびに達成感がある。
金銭的になにか得られる訳では無い。女の子が寄ってくるわけでもない。
しかし、自分に克てたという事実は自分に自信を与えてくれる。
さらに、自分はスクラムをやっているんだという意識が自然と完璧主義を防いでくれる。
上手く行かなければやり方を変えるという前提で着手するのは気が楽で、小さな改善を繰り返していくのは思いの外楽しい。
最初から上手くやらなきゃ、という呪いがないだけでこんなに気が楽とは思わなかった。
失敗は成功のもとというが、逆説的に言えば失敗からしか成功のもとは得られないということだ。小さな挑戦と小さな失敗を繰り返し、ちょっとずつ成功へ駒を進めていく。
人生にスクラムを取り入れるとこんなに楽しいとは思わなかった。
今年こそできなかったことをできるようになり、やめたかったことをやめるぞ。