群青のファンファーレ7話を見ていて気づいたことがある。主人公側ではなく、主人公が芸能活動をしていたころの社長、つまり大人側に感情移入してしまっていた。
昔の自分ならば、自分たちの思い通りにやらせてくれない大人側に憤りを感じていただろう。だが、今は主人公に対して「せっかく今安定した地位にいることができたのに、なぜ競馬なんて上手くいくかわからない世界に飛び込むんだ」と思わずにはいられなかった(まあアニメだからどうせ上手く行っちゃうんだろうけど)。
年下の人間から悪い意味で「を水さんって年上っぽくないですよね」と言われることもあるが、それでも腐っても一応は大人なようだ。
もちろんそれは悪いことではない。だが、ラノベの新人賞に応募し続けている身としては微妙だ。自分が10代の頃だったらこの場面はどんなふうに思うのか、常に考える必要がある。そう思うと自分より何歳も年上で10代の登場人物がメインの作品を書き続けていられる人ってすごい。