親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

バレンタインデーの夜なので語らせてくれ(日付変わっちゃったけど)

恋愛はやはり駆け引きが大事だよなと常々思う。自然に振る舞って自然に女性を魅力できる性格でもなければ、悪く言えば自分を偽る必要がある。女性は男性に比べて感情的な生き物だ。感情を揺さぶってくれる男性を魅力的に感じる。だから、「自分なら楽しい感情のジェットコースターに乗せてあげられるよ」と言葉ではなく、相手に行動で分からせる必要がある。ラブコメの定番、最初は主人公とヒロインはぶつかりあうも、主人公の意外な優れた一面、優しさを知るうちにいつの間にかヒロインが主人公に惹かれてしまうのも、話の流れでいつの間にかヒロインが主人公による感情のジェットコースターに乗せられてしまっているのだ。

そして更に大事なのはこちら側は相手の態度がそっけなくても、メッセージの返信が遅くても「この子ダメでも別にいいか。じゃあ次の女に行くだけだし」とあくまで冷静でいること。間違っても「あんなこと言ったから嫌われちゃったかな?」とか「やっぱり俺の事どうでもいいんだな」と自分の中で相手のことが大きくなってしまうような事は考えてはいけない。そうなってしまうとどんなに気をつけていても気持ち悪い行動として表れてしまう。逆に相手に「私のことどう思ってるんだろ」と思わせないといけないし、どんなに話してて楽しくても、可愛くても、会話のキャッチボールがろくに成り立たない世界一のブスと接してるくらいこちらは余裕がある必要がある。

まあ、それができればいいのだが、どうしてもできない。気がつけば相手のことが自分の中で時間の経過とともに大きくなってしまうし、駆け引きのできない直球勝負だけになってしまう。前よりはマシになったとはいえ感情を動かすどころか和みを与える行動が基本になってしまうし、相手の期待に応えようとして、悪い意味でただのいい人になってしまう。そんな状態なので「やさしい」「いい人」と言われるのは悪口に感じ、「お前嫌なやつだな」と言われたら褒め言葉と感じてしまうくらいだ。

個人的にはやはり自分の中で相手を無駄に大きくしてしまうのが一番やってはならないことだと思う。今も昔もやはり女性は『強いオス』が好きだ。自分の中で相手が大きくなってしまうのは、感情が動いている証拠だ。そして簡単に感情を動かされてしまうような男は『弱いオス』と判断されてしまう。

そして何より振られた後だ。振られたからといって相手への感情がすぐに消えることはない。叶えられることのない自分の中で大きくなってしまった相手への思いは、情緒不安定をもたらす。毎日が辛いし、相手に似てる人を見かけたり、相手の名前と同じ文字を見るだけで古傷がうずくような感覚を抱いたり。忘れようと思い出の品や連絡先を捨てたり消したりしても、それらの行動は辛さに変わるだけで相手への思いはなくならない。最初から存在しなかった人だと思えればいいのに。