親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

人間もマグロなのかもしれない

仕事帰りの電車の中。高校生カップルが乗り込んできた。2人はちょうど空いた2席に、速歩きで座っていった。席を確保してお互いの表情を見つめ合う2人の表情は幸せそうで、大人になってから気づく、『青春』という人生最高のひとときを満喫しているようだった。

そしてそれを見た自分は、最近はなるべく猫背にならないように気をつけているにも関わらず、大きく首を曲げ、視界の端にも入らないようにスマートフォンの画面に意識を集中していた。

どんなに金があっても、どんなに権力があっても、あの2人のようには絶対になれない。そして、年を取るに従って、これからの人生どうあがいても自分にはまず手に入れられない物を手に入れた人たちを見かける機会が増えていく一方だ。そう思うと、なんだかんだで健康に気を使っている自分はまだ何十年もこんな思いをしながら生きていくのか。と思うと、気が遠くなってくる。乱暴な言い方をすると、死にたくなってくる。

高級食材でおなじみのマグロは泳ぐのを止めると死んでしまう。人間も、似たようなものなのかもしれない。止まったら死ぬ。生物的には死なないが、心が死ぬ。もちろん時間にも限りはあるし、欲しい物すべてを手に入れることは不可能だ。それでも、自分は止まらずに学び続けている。という事実はこの世の中で生きていく力になるし、それによって望むものが手に入れられれば、それは自信に繋がり、さらなる成功体験を生む。

失敗は成功のもとというが、それ以上に成功はさらなる成功を呼ぶのだ。負け癖がついていると、「今回もどうせダメだよ」という意識を拭うことができない。自分を信じ抜くことができない。しかし、成功が欲しければ、それに打ち勝つしか無い。勝ち癖をつけるにはまず勝つしか無い。

当然メンタルだけではなく実力や技術も必要だ。だが、最後のひと押しをしてくれるのはやはり精神力なのだ。頑張ろう。俺。