親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

欲望の豚

食事を終え満腹感はあるがまだ若干腹に余裕がある時、ついもう少し食べたいと思ってしまう。『腹八分目に医者いらず』というし、こういうときはやめておいたほうがいい。だが、つい食べてしまう。そして後悔する。食べすぎてしまいなんだか気持ち悪くなったり、体重計に乗って自分の体重を見て自分の過去の過ちを無かった事にしたくなったり。

最近欲望に連戦連敗だ。しかし、今日は違う。もう少し食べようと思った瞬間「もしこのまま食べてしまったらどうなるか」を想像してみた。大した頭を使うことなく後悔する自分の姿が想像できた。だが食べたい。しかし想像の中の自分が少し前の自分に対して激怒している……。

何とか食べずに我慢することができた。食欲を我慢したことで胸の奥に若干不快感が残ってしまった。その代わりその不快感よりはるかに小さいものだが、少しずつ体に染み渡っていくような達成感があった。気持ちいい。自己肯定感も上がった。

欲望のままに生きるのは気持ちいい。だがその後に大きな後悔の念に苦しむことになる。我慢して得られる達成感が与えてくれる快感は欲望に従った場合と比べて微々たるものだが、青空のもとで風を浴びているような心地よさがある。今日は欲望という魔物に勝つことができた。明日も勝とう。そして勝ち続ければ楽に勝てるようになるのだ。