親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

悲しい男達の性(サガ)

先日オタク男だけのオフ会が開催された。ゲームやアニメ、語れることは色々あったのだろうが気がつけば女の話ばかりしていた。あんなに女の話ばかりしたのは人生で初めてかもしれない。それくらい女の話ばかりしていた。

もうしばらく女の話はいいかなと思うくらい女の話をして一つ思ったことがある。

「義務教育中に異性との付き合い方を教えたほうがいいんじゃないだろうか……」

なぜそんなことを思ったのか。

Twitterでたまにゲームやアニメがきっかけで付き合うようになった。結婚した。そんなツイートが流れてくる。それはもちろんおめでたいことだ。世の中のオタクに希望を与えてくれる。機嫌が悪い時にそんなツイートが流れてくると無意識のうちにブロックしそうになったりするけど。

しかし、同じコミュニティにいる男から言い寄られて嫌な思いをした女性や、普段女性と知り合うチャンスが無いものだからこのチャンスをものにせねば!と気持ち悪い行動を取ってしまいコミュニティから追放されてしまった悲しい男性は表に出てこないだけでその何十倍もいることは想像に難くない(たまにそれもTwitterでTLに流れてくる。それを見るいたたまれない気持ちになってくる)

そんな共通の趣味がきっかけで誕生したカップルとやらかしてしまった人たちの違いはなんだろうか。まあ、上手く行ったか上手くいかなかったかの違いだろう。

当然どれだけ手を尽くしても上手くいかなかったケースもあるだろう。しかし異性との関わり方がよく分かっていればそのような悲劇を減らすことができたのではないだろうか。

やらかしてしまう男達は得てして女性の扱い方がさっぱり分かっていない。女性と関わるのを避け、むしろ女性が怖いから男ばかりのコミュニティに所属している。だからといって当然だが女性に興味がないわけではない。例外もあるだろうが心のなかでは女性を求めている。しかし出会いはない。かといって自分から打って出る度胸もない。それにまあ案外男だけのコミュニティというのも気楽なものだ。気がつくと、女性を求める気持ちのスイッチはOFFになってしまう……。

だがしかし、男が圧倒的に多いジャンルを好む女性は結構な数存在する。何かがきっかけで彼女達と話す機会があるかもしれない。当然彼女達とは共通の話題がある。どんなに口下手でも共通の話題があれば案外話せるものだ。そしてここで男と女の違いによる悲劇が発生する。女性にとっては『気遣い』『親切心』のつもりだったものが男は『好意』と捉えてしまう。女性慣れしてる男なら見分けることができるかもしれないが。

そして勘違いした男は「これ行けるんじゃね?」「あの子俺のこと好きなんじゃね?」と誤解する。今までOFFになっていた気持ちのスイッチがONになる。今までOFFにしていたことで溜まっていたエネルギーが一気に流れる。結果やらかしてしまう。誤解した段階で上手くやれれば可能性はゼロではなかったかもしれないが、大抵は上手くやれずにドン引きされる行動をしてしまう。そしてやらかす。

やらかしてしまった男達と、上手く行ってカップル成立させる事ができた男たち。結局どちらも『口説く』という行動が必要だ。それなのに女性の気持ち一つで天と地ほどの差がついてしまうなんて悲しい話だ。まあ、仕方ない。これが現実。

だからこそ、義務教育でしっかり性別によって考え方が違うことや異性との付き合い方を教えたほうがいいのではないだろうか。長い目で見ると少子化対策や色んな意味で消費の拡大につながるはずだ。

 

ところで現状では異性との付き合い方を義務教育で教えていないのに異性の扱い方をよく分かっている男と、さっぱり分かっていない男がいるのだろうか。どちらも最初はゼロからスタートだというのに。もちろん扱い方を分かっている男も最初はよく分かっていなかったはずだ。しかし、きっと試行回数がさっぱり分かっていない男より圧倒的に多いのだろう。幼い頃から小さなやらかしを繰り返し、他の弱い男が指を加えている間にいつしか扱い方をマスターしてしまう。

もしかしたらいくら異性の付き合い方を教えたところであまり意味はないかもしれない。全員が義務教育によってある程度の知識を得たところで、やはり男からすれば女性は理解のできない生物だ。理解できないものに突っ込んでいくのはやはり怖い。そしてどんなものでも知識は知識のままでは役に立たない。実践を通して初めて自分の肉になる。結局女性の心を掴むのは教えずとも自分から小さなやらかしをして自分で扱い方をマスターしてしまう男で、やらかしてしまう男達に義務教育で教えたところで結局やらかしてしまうのだろう。これはどうしようもない。この世は弱肉強食だから。