親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

真ん中通るは中央線

いつもは仕事が終わると寄り道せずにまっすぐ帰るのだが、今日は何となくヨドバシに寄ってみることにした。特に何か欲しい物があるわけではないけど。

そもそも最近物欲があまりない。家電量販店で家電を眺めていると「これ欲しいな」と思うこともあるし、買おうと思えば買えるくらいの貯金もあるが、結局「別に買わなくてもいいかな」と買わずに帰ってしまう。

「じゃあ俺何が欲しいんだろう?」と考えてみたがそこまで欲しい物がない。欲しい物は無いけど、精神的に満たされたいという欲求は強い。

現代人の最期の瞬間はほとんどが病院のベッドの上だ。どんなに高い家や、高いクルマを持っていても病院には持ち込めないし、どんなに高い服も入院時は着ることができない。だが精神的な満足感は形がない。いつでも自分の頭の中で持ち歩くことができる。だから最期の瞬間も今までの人生で集めた精神的満足感を持ったままあの世に行くことができる。数日前に亡くなって一年になる祖母が亡くなる前に言っていたことを思い出すとつくづくそう思う。

現代には物欲を刺激してくるもので溢れている。あれも欲しい、これも欲しい。と物欲に支配されがちだ。もちろん、欲しかったものを手に入れた時の所有欲は本当に気持ちいいものだ。しかし、物欲に支配されすぎてそういった精神的な満足感を満たすことを忘れないようにしたいものだ。