親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

ナローバンドのせいでナローって遅いって意味だと思ってた

仕事、金、人間関係、知識、地位。そのようなものを手に入れた時、つい人は失うのを恐れて大事に扱ってしまう。それらは元々持っていなかったもので、失っても再び0になるだけだ。なのにそれらを手に入れるとその状態が0だと思うようになってしまう。つまりそれらを失ってもまた0に戻るだけなのに失うということはマイナスになることだと思ってしまう。この世に生を受けた時に持っていたのはこの体だけだというのに。

そしてこの世を去る時に持っていけるのは自分の体だけだ。知識は誰かに伝えていなければ消滅するし、仕事なら自分のいたポジションに変わりの誰かが就く。金は遺族かだれかの手に渡る。恋人がいた場合は違う誰かが隣にやってくるだろう。そのように簡単に手を離れてしまうものに執着するのは疲れてしまう。

とは言ったものの、今から仕事を辞めて独立しろ!と言われても無理だし、有り金を全部ハイレバFXに突っ込め!と言われてもとてもではないができない。大きなリターンがあるかもしれないが怖い。ダメなら次の仕事だ!と割り切れるほど何かの芸に秀でてるわけでもないし、すかんぴんになってもまた稼げばいい!と思えるほど何か稼ぐ力を持ってるわけでもない。五体満足に動く体と問題なく動く頭があればなんとかなるだろ!という極論を言われても無理だ!

しかし持っている者達は違う。金を稼ぐ力を持っている人は有り金を躊躇なく突っ込みリターンを得る。失敗してもまた不死鳥のように蘇る。モテる男はすぐにまた次の女が見つかるから女を雑に扱って、次の女が見つかれば躊躇なく捨てる。

……いいなあ。サウイフモノニワタシハナリタイ

いや、なろう。少しでも持っている者達に近づけるようになろう。さしあたっては自信だ。何かを持っていればうっかりトラックに跳ねられて異世界に転生しても安心だ。楽しいセカンド異世界ライフが待っている!