親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

あなたはどう思いましたか?

人間の頭の中は一つの国だ。国が違えば使う言語も違うし、文化も違う。日本人は基本的に日本語を話すが、厳密には日本語をベースとしたその人独自の言語なのだ。その人の育った環境、生まれ持ったものによって変わっていくのだ。例えば「お前カッコいいね」が人によっては「お前それでカッコいいと思ってるの?一生引きこもってろよ」という意味になる場合もあるし「太陽は東から西に向かって沈む」と言ってるくらい当たり前のことを言っているという意味になる場合もある。

そして言語が違えば当然考え方も変わる。シチューをご飯にかけるのが常識の人もいれば、シチューをご飯にかけるのは「焼肉のたれはポカリスエットに混ぜて飲むものだ」くらいありえない。という人もいる。

もちろんその人と付き合っていくうちに「この人はこうなのかな」と想像が段々とできるようになってくる。だが完全に理解することはできない。他人の中はあっても自分には無い概念があったり、自分にはある概念が他人に無かったりするからだ。無いものは想像できないし、当たり前のようにあると思っていたことが無いという想像をすることは極めて難しい。他人を完全に理解することはできない。

だがそれでも理解しようとすることは大事だ。そして、他人の事を理解できなくて悲しんだり、理解できずに怒る必要もない。なぜなら他人だから。そしてこの最後の1行は私自身の文化だ。だから他人の事を理解する必要のないという文化もあるだろうし、他人の事を理解できなかったら怒っても良いという文化もあるだろう。

そしてこの文章も人によっては私自身の伝えたかった意図と全く違う捉え方をする人もいるはずだろう。言葉って面白い。