親指がボロボロ

気がつけば親指はきれいに治りました。

10年以上前に祖母に言われた言葉

10年前の話だ。社会人1年目の自分は高校の時から好きだった女の子にアタックを仕掛けてた。(彼女の名前はCとしておこう)

食事に行こうとかいろいろアプローチをかけていた。しかしのらりくらりと誘いは躱せれ続け、気がつけば返信が全く来なくなってしまった。挙句の果てにメルアドも変更されてしまっていて連絡を取る方法も完全になくなってしまっていた。当時の自分は失意の底にいた。連絡が取れなくなって約半年くら経ったころだろうか。高校時代の友人から電話がかかってきた。軽く雑談をしたあと、彼から衝撃の事実を聞かされた、

「そういえばCさん結婚するんだって」

もう少し話を聞いていくとデキ婚だったらしい。その時は本当に落ち込んだのを今でも覚えている。この世の終わりレベルで落ち込んだ。俺が必死に彼女に振り向いてもらいたいと思ってた頃に向こうは向こうでよろしくやってたなんて発狂モノだ。

もう何もやりたくなくなってしまった。そしてつい祖母に起きたことを愚痴ってしまった。すると祖母はこんな事を言った。

「その女は本当にお前が思っているほどの女だったのか?多分お前が思ってるほどの女じゃないぞ」

そしてこう続けた。

「私はおじいさんとは愛し合って結婚したわけじゃない。だからこそおじいさんのことを冷静に見ることができた。だから今まで結婚生活を続けてこられた」

昔ならよくある話だ。殆ど無理やり祖母は結婚させられたので、最初は毎日にように家で泣いていたそうだ。

そんな祖母だったが、最期は「いい人生だった。沢山の孫に囲まれて私は本当に幸せだった」と言い残してこの世を去っていた。

 

もう10年前の話だが、ふとした時にこの時のことは思い出す。普段はのんびりしてマイペースだったが、たまに人生経験から来る核心をついたようなことを言ってくる祖母だった。そして今でも祖母が与えてくれた影響は自分の中にもかなり残っている。

大好きだった祖母がなくなってしまってもう5ヶ月。だが自分の中に祖母が生きていると思うとなんだか心が温かい気持ちになってきた。今でも正直祖母が死んでしまった事実を思い出して泣きたくなってしまうことがあるが、最期の最期まで自分のことを心配してくれた祖母のためにも少しでも幸せな人生を送れるように頑張っていこうと思う。

 

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