親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

「夢を夢で終わらせない」のCMを見ていて思うこと

深夜アニメ見てると大体見かけるCM、アミューズメントメディア総合学院のキャッチフレーズですね。

このCMを見るたびに「夢が夢のままで終わっちゃった奴が毎年何十何百といるんだろうな~」となんとも悲しい気分になってきます。

たとえば一番人気の有りそうな声優学科。このページを見ると、2017年3月の卒業生の7割は事務所所属ができているようです。しかし『※業界進出希望者の実績です』と注釈がありますから、実際の割合はもっと少ないと思います。

そして、所属合格ではない他の特待生合格や養成所合格はまた養成所に通わなければなりません。そこでもまたふるいにかけられるのです。才能や若さがものをいう声優業界で専門学校時代で事務所から拾われなかった人たちはおそらく殆どは最終的には諦めることになってしまうでしょう。

諦め、そして就職活動をすることになったとしても、面接で「声優目指していました」と正直に言えるならいいですが・・・。そして「声優になれなかった」ということで自己肯定感が低くなってしまう可能性もあります。ただでさえつぶしのきかない専門学校に通ってしまったというのに自分に自信が持てないと就職活動も困難を極めることでしょう。しかし、傷は浅ければ浅いほうがいいです。早いうちに諦めてしまった人はまだマシなほうかもしれません。人間挑戦せずにに諦めるというのは難しいですからね。このCM見るたびに「生まれたけど何も生まれなかったよ・・・」と毒づきたくなるかもしれませんが。

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もしかすると中途半端に夢が夢で終わらなかった人のほうが大変かもしれません。売れっ子になれた人はおめでとうございますですが、事務所に所属ができたとしても、安定して仕事を得ることができるかどうかはまた別の話です。仕事がなくて収入源のほとんどはアルバイト。本当に自分は声優なのかと問いかけたくなることもあるでしょう。そして声優事務所のHPを見ると毎月のようにHPから名前が消えていっています。事務所から追い出されることもザラなのです。事務所に所属していても仕事が無かったのですから、フリーになったらもっと無いに決まっています。一時的に売れっ子になれた人もずっと売れっ子でいられる保証はありません。

そう考えると夢で終わってたほうが殆どの人は幸せなんじゃないかなーと思わずにはいられません。ファンに夢を与える一方、自分自身は・・・。

しかし、人生一度きり。そして未来は不確定。やってみなきゃ分かりませんからね・・・。

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