親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

叙述トリックは面白い

叙述トリックとは?読者にミスリードをさせることを狙った文章の書き方をいいます。

トリック (推理小説) - Wikipedia

信頼できない語り手 - Wikipedia

例えば息子が殺人を犯しているように見せておいて、実際はその父親が殺人犯。といった感じです。映画などでもやろうと思えばできないことはないでしょうがかなり難しいと思います。文字だけで表現するからこそ読者を騙し、文字だからこそ騙された時の快感があります。

 

休みで天気も悪く、遊ぶ余裕もそんなにない、遊ぶ相手もいない、映画は昨日見た、エロゲもずっとやってると飽きてくる。そうなるとやはり読書です。叙述トリックで騙されるとスカっとします。騙されているのになぜか気分は爽快。「ああー!やられた!」と頭を掻きながらも気分はスカッとします。

 

最近だと見破れそうな叙述トリックらしいものを用意しておいて、もう一つの叙述トリックで読者を騙すという二段構えの叙述トリックまであったりします。この手のものだと「あれ、こんなに簡単にわかっちゃうってことは、もう一つあるな・・・そう来たか!やられた!」と分かっていて引っかかる。でも楽しい!という違った快感があります。

 

ハラハラするようなSF小説や、背筋の凍るようなホラー小説もいいですが読んだ後に爽快感が有るのはやっぱり叙述トリックですね!

今回読んだ安楽探偵もよかったですし、(小林泰三氏の小説で叙述トリックが使われているのはケッコウあります)

 

曽根圭介氏の小説もビックリするような結末で印象深いです。

 

ホラー映画で涼しくなるのもいいですが、叙述トリックで騙されてスカっとするのも結構アリだと思います。

 

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...