親指がボロボロ

日常で思ったことを書いていく雑記ブログ

懐かしさに浸れば

『懐かしい』ってホントに心地いいですね。幼いころは大人達がなぜあそこまで『懐かしい』をありがたがっていたのかさっぱり理解できませんでしたが、ここ数年で理解できるようになりました。本当に心地いいですね。気持ちよくなれます。

幼いころにハマッたアニメ、マンガを見返すとあの頃の気持ちが蘇ってきます。あんなことがあった、こんなことがあった。懐かしい。しかし同時に辛くもなってきます、死にたくもなってきます。あの頃は自分の将来に希望があった、自分の人生に無限の可能性を感じられた。それはら全てそう思っていただけかもしれませんが、今の自分はどうか。あの頃の自分が見たらどう思うか。きっと絶望すると思います。それでも今より遥かに若く、自分に可能性が感じられた頃の自分に戻ることができます。気持ちいいと同時に辛い。まるで麻薬のようです。懐かしいは麻薬。成長することを諦め、過去というぬるま湯に浸かる生産性のない行為です。

 

それでもやっぱり懐かしいは氣持ちい。だから商売になるのです。我々の世代だとデジモンアドベンチャー tri.なんてまさに人々の懐かしいに訴えかけてる作品です。懐かしいけど新しい。でも見ていると昔の自分にいつの間にか戻ることができます。しかしtri.のストーリーは妙に現実味があります。

「お前らいつまでも懐かしい懐かしい言ってないで現実見ろよ。いい加減卒業しろよ。」という製作者からのメッセージなのかもしれません。ああ選ばれし子供達になりたい。

祝!デジモンアドベンチャー tri. 2章に種﨑敦美さん出演!(感想とネタバレあり) - 親指がボロボロ